活動実績

アイヌ伝承にまつわる岩体「魔神の頭」周辺の清掃活動を行いました。

投稿日:2025/10/31
最終更新日:2025/10/31

 令和7年10月28日(火)に株式会社 安井組 石狩川河川維持工事作業所 様 御協力のもと、石狩川河川敷にあるアイヌの伝承にまつわる岩体「魔神の頭」周辺の清掃活動を実施しました。
「魔神の頭」周辺は、先月、上川町のラフティング業者アルパインリバーガイドさんやDMO等ともゴミ拾いを行いましたが、今回は、先日取り切れなかった土に埋まったゴミや重量のあるゴミ等を取り除くため装備を整え作業を行いました。
 河川敷には、タイヤ、自転車、ビニール、鍋等様々なゴミが散在していました。こうしたゴミは景観を損なうだけでなく生態系にも影響を及ぼします。
 みんなで意識して地域資源を守っていきましょう。

<清掃前・清掃作業の様子>

<清掃後>

~アイヌの伝承「魔神伝説」について~
 石狩川が削ってできた神居古潭の険しい峡谷は、丸木舟を使って移動していたアイヌの人々にとって交通の難所であり、特徴的な岩の形を魔神の姿に結び付け、魔神が住む危険な場所だと伝えてきました。伝承の中で魔神ニッネカムイは英雄神サマイクルに退治され、切り離された頭と胴体はそれぞれ石になったと言われており、河川敷にその岩体を見ることができます。
※「魔神の頭」は、日本遺産「カムイと共に生きる上川アイヌ」の構成文化財にもなっています。

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