活動実績

洞爺湖有珠山ジオパークを視察してきました

投稿日:2025/12/19
最終更新日:2025/12/19

 先日、洞爺湖有珠山ジオパークに行って参りました。施設やジオサイトの見学、アドベンチャーツアーに参加した他、事務局や講師・ガイドとして活躍する火山マイスターの方との交流を通じて、他の地域のジオパークの取り組みについて学んできました。洞爺湖有珠山ジオパークは防災と教育、最近ではアドベンチャーツーリズムの新たな取り組みにも力を入れています。

 有珠山は100年間に何度も噴火を繰り返しており、その歴史を通して自然災害の脅威、火山の恵み、大地と共に生きる人々のストーリーをわかりやすく学ぶことができ、そのストーリーを地域内外の方に発信しています。

 アドベンチャーツアー「有珠山噴火の跡をスノーシューでたどる!2000年噴火で壊れた国道R230号探検」では、火山マイスターの案内のもと噴火の影響をうけた家や店、道路、自然の復活具合などを実際に目で確かめながら、ガイドの熱い話を聞くことができ、とても感動しました。また、火山マイスターの方が学校団体などを対象に行っている野外学習の中から「洞爺湖展望台・有珠山火口原展望台」コースを体験し、昭和新山や有珠山の活動の歴史などを教えていただきました。ツアー後には、事務局と火山マイスターの方から日本ジオパーク認定に向けた話も伺うことができ、貴重な時間となりました。

 最終日は、ウポポイ(民族共生象徴空間)を訪れ、アイヌの歴史・文化を学びました。大雪山カムイミンタラジオパーク構想の一つのストーリーでもあるアイヌ文化を継承していくためにも大変参考になりました。

 今回の視察で得た知識や気づきは、大雪山カムイミンタラジオパーク構想の活動に生かしていきたいと思います。洞爺湖有珠山ジオパーク推進協議会の皆さま、火山マイスターのガイドの皆さま、本当にありがとうございました!

 洞爺湖有珠山ジオパークで私たちが体験したアドベンチャーツアーについて詳しく知りたい方は、下記のホームページをご覧ください。ツアーでは特別な許可を得て、普段立ち入ることができない有珠山・西山山麓の旧国道230号エリアをスノーシューで歩くことができます。また、雪がない時期のコースもありますので、ぜひご確認ください。https://www.toya-usu-geopark.org/

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