活動実績

日本ジオパーク全国大会十勝岳大会が開催されました

投稿日:2025/10/15
最終更新日:2025/10/15

 9月27日から28日にかけて、日本ジオパーク全国大会十勝岳大会が美瑛町と上富良野町で開催されました。
 全国大会は、全国のジオパーク関係者が集まり、発表や議論、情報共有などを通して、より良いジオパークづくりを目指すイベントです。
 ジオパークは全国をいくつかのブロックに分けて活動しており、十勝岳ジオパークを含む北海道ブロックでは、大会前にプレツアーを実施しました。
 大雪山カムイミンタラジオパーク構想でも、9月25日(木)〜26日(金)の2日間にわたりプレツアーを開催し、12名の方が参加してくださいました。

 1日目の25日(木)は、神居古潭からスタート。ガイドとともに散策し、地質やアイヌ伝説について学んだ後、川村カ子トアイヌ記念館へ移動しました。記念館では、貴重なお話を伺ったほか、踊りの披露もあり、アイヌ文化に直接ふれる時間となりました。

 2日目の26日(金)は、大雪旭岳源水でマイボトルに湧水を汲み、旭岳ビジターセンターを訪れました。その後、あいにくの天候で山の姿は見られなかったものの、旭岳ロープウェイにも乗車し、姿見の池周辺をトレッキングして自然を満喫。ビジターセンターに戻って昼食をとり、午後は天人峡の七福岩や羽衣の滝を見学し、最後に高砂酒造の伏流水で(大雪旭岳源水との)「水比べ」や地酒を楽しみました。

 26日(金)は日本ジオパーク認定を目指す地域の事前相談会や運営会議などにも参加し、全国のジオパーク関係者と意見交換をすることができました。
 本大会1日目の27日(土)は美瑛町で開催され、開会式、基調講演、分科会などが行われました。
大雪山カムイミンタラジオパーク構想はブース出展を行い、来場者がアイヌ文様の缶バッジづくりを体験したり、ガチャガチャで「見どころ缶バッジ」をゲットできるコーナーを設けました。スタッフ間で役割を分担しながら、基調講演や分科会にも参加しました。
 2日目の28日(日)は上富良野町で開催され、口頭発表、ポスターセッション、パネルディスカッション、閉会式が行われました。1日目と同様に物産フェアや出展ブースも設けられ、2日間で延べ200人以上の方が当ブースに立ち寄ってくださいました。
 大会終了後、事務局メンバーの1人がポストツアーにも参加し、他のジオパークのツアー運営を学ぶ貴重な機会となりました。

 多くの方々が北海道を訪れ、十勝岳ジオパークの魅力はもちろん、道内各地のジオパークのすばらしさも発信できた大会となりました。

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